JAPAN lacrosse ナニモノにもなれる4年間

ラクロス一家から見るラクロスのススメ

自分達で考え、自分達で実行する。ラクロスを通じた人間形成。

 

本記事では、ご両親、二人の息子さんと家族が全員ラクロス経験者という大塚さんのご家族にお話を伺った。ご両親は息子さんの部活動に対してどんなサポートをしていたのか、ご両親だからこそわかるラクロスを通じた成長とは何か、語っていただいた。

(2021年4月27日)

誰だって、活躍出来る。能動的に動けば、なんだって出来る。


本日は宜しくお願いします。まずはお父様から簡単に自己紹介をしていただけますでしょうか。

(輝明さん)立教大学男子ラクロス部出身の大塚輝明です。今は立教大学ラクロス部のOB会長を務めておりまして、卒業してからもずっとラクロスに携わってきました。

(紀代子さん)白百合大学女子ラクロス部出身の大塚紀代子です。高校生の頃に友人がラクロスしているのを見ていて、大学に入学したら自然と惹かれて入部していました。学生時代に審判資格を取得し、全日本選手権決勝の笛を吹きました。結婚と出産を機に一度引退しましたが、7年前に復帰し今も審判として活動しています。

(創太さん)2021年青山学院大学男子ラクロス部卒の大塚創太です。両親がラクロスをやっていたので元々知っていた、というのもあるのですが、青学の練習に行って、真剣に努力しながらも楽しんでいる先輩方の姿を見て、雰囲気の良さに惹かれて入部しました。

後列中央、55番が兄の大塚創太さん。

(周平さん)青山学院大学男子ラクロス部、新3年生の大塚周平です。チームとして日本一が目指せるのと、誰でも日本代表になれる可能性がある、という点に惹かれてラクロスを始めました。

弟の周平さん。
19歳以下日本代表に選出されるなど、活躍が期待される。

 

お父様とお母様はご自身がラクロス出身という事で、息子達がラクロスをやってくれたら嬉しいな、みたいな想いはお有りでしたか?

(輝明さん)ラクロスって丁度良いスポーツだと思うので、そういう選択になるかなとは思いました。OB会長として母校を見ていても、本当に様々なバックグラウンドを持った人が入部してきます。実力的に今までやってきたスポーツを大学体育会で続けることが難しい人や、逆に大学でも通用するけど新しい事に挑戦したい人、それこそ大学までスポーツをやってないけど、ラクロスに興味を持った人。色んな人が入部して、色んな形で活躍出来る部活になっていると思います。

 

学生ラクロスも年々レベルが上がっていると思っています。それはラクロスの知名度UPによって、他のスポーツで第一線級だった選手も入ってくる流れが出来ているかと思うのですが如何でしょう。

(輝明さん)そうですね。高校生の時に他のスポーツで活躍していた選手が、そのまま凄いトレーニングを積んでラクロスでも活躍するようなことが多くあります。ただ、どこのラクロス部も多いところだと100人規模の組織になっています。100人規模の組織運営を考えると、試合に出る選手だけでなく、組織運営上様々な役割を担う人が必要です。そういう意味でも色んな人が参加出来る部活になっており、故に色んな人が選択可能なスポーツとして魅力があるのだと思います。

(紀代子さん)甲子園球児から帰宅部出身の子までいるのは、昔から変わっていないと思います。例え選手じゃなくても、マネージャーやスタッフとしてトップを目指せるし、自分がやりたければどんどん新しい事を取り入れ、受け入れてくれる環境だと思っています。うちの家庭内でも長男と次男は全くタイプが違っていて、でも二人とも自分のやり方で部活を楽しんでいるのを見て、これもラクロスのいいところだな、と思います。

 

周平さんにお伺いしたいのですが、ご両親からラグビーをやってほしいと言われていた中でラクロスを選ばれた裏には何かあったのでしょうか?

(周平さん)試合に勝てる確率が高そう、という理由ですね。あと、自分は自主練が滅茶苦茶好きで、やればやるだけ上手くなれる、誰よりも上手くなれる、と思えた部分は大きかったです。

(輝明さん)結果的にラクロスは練習が早朝である分(※多くの大学が午前練)、平日の午後を好きな事に使えるのも魅力ですよね。勉強する人、アルバイトする人、自主練する人と様々。長男はしっかりとアルバイトをしてくれたし、次男は毎日毎日壁打ち(※自主練習の一種)しているし、と自分の時間の使い方を選択できる、そういう環境であってくれて良かったなと思います。

 

保護者も巻き込んで盛り上がる、ラクロス


ラクロスを中心に大学生活を過ごされる/過ごしている中で、創太さんと周平さんはご両親からのサポートをどの様に感じていらっしゃいましたか?

(創太さん)ヘルメット、防具やクロスと様々な道具があって、そこにかかるお金について不自由なく活動出来る様サポートしてもらった事は本当に感謝しています。自分でバイトして道具を買っている部員も多かったので。あとは朝早く起きて練習に行っていましたが、朝食やお弁当を持たせてくれた事も有難かったと思っています。

(周平さん)完全に一緒ですね。

 

ご両親にお伺いしたいのですが、逆に息子さん達をサポートするにあたり意識していた点はありますか?

(紀代子さん)食事面ですね。やっぱりアスリートなので、栄養のある食事を作らないと、という想いでやっていました。朝早いのは他の部活もそうでしょうから、お子さんが部活をやっていた親御さんは慣れているでしょうけど、そうじゃない親御さんは最初大変かもしれませんね。

(輝明さん)息子達が所属しているチームなので強くなってほしい、日本一を目指せる土俵に上がってほしいという目線で見ています。子どもたちには煙たいかもしれないけど、プレーや組織運営について気づいたことは言っています。あとは純粋に試合を観に行く事が楽しいので、なるべく現場へ観に行きたいと思っています。自分の息子が出ていない新人戦とかも観ちゃう。最近は多くの保護者の方々も観に来てくれていますよ。

昔はそうでもなかったのでしょうか?

(輝明さん)今の保護者たちほどはなかったですね。

(紀代子)私がワールドカップで審判やるって言ったときにやっと観に来てくれたかも。

(輝明さん)今は子ども達がやっている事を一緒に楽しもうとする保護者が多いのではないでしょうか。立教大学でも保護者の方々がいっぱい集まってくれるし、決起会もやったりしています。今はコロナでやれないけど、親同士でワイワイやっています。めちゃくちゃ楽しいですよ。

(紀代子さん)観客を呼ぶために手っ取り早かったのが友人と親を呼ぶことだったのでしょう。1人当たり5人呼ぶみたいな活動がありました。大学生にもなると子どもに「観に来てよ」なんて言われることないから、親も嬉しくなって、喜んで行ったと思いますよ

(輝明さん)保護者達と飲んでいても、凄い皆さん喜んでいます。息子さん、娘さん達がラクロスをやる様になってよかった、という声がとても多いです。保護者自身も、こんなに楽しい、興奮する、エキサイティングなスポーツだって知らなくて、一緒に観戦する様になって凄く嬉しい、というリアルな声を私は聞いています。

 

自分達で考え、自分達で実行する。ラクロスを通じた人間形成。


最後に、ラクロスを始めた息子さん達を身近で見てきて、何か成長や変化を感じた部分は御座いますか?

(紀代子さん)高校までは、野球もラグビーもある種指導者に「やらされる」スポーツだったと思います。また、良くも悪くも上下関係だったり、伝統だったりが引き継がれる 。その分ラクロスは上から押し付けられても、自分たちの代になったらやり方やコーチとか全部変える事が出来る。下級生のころから先輩たちを見てきて、自分たちの時はこうやろう、という風に考えてやる様になる。息子達も、自分達で色々考えてやっていて嬉しく思います。

(輝明さん)男同士だからあまりそういう話をしたり、そういった姿を見せてくれたりしないとは思いますが、例えばチームのブログを覗いた時に、自分の子どもが書いている内容を見てチームの中でどういう存在感や考え方をしているのか、垣間見る事が出来る。間接的ですけど、それなりにリーダーシップ発揮しているのが分かったりして、嬉しい部分はありますね。

 

息子さんたちは、ラクロスを始めて自分はこの様に成長できた、している、という部分はありますか?

(創太さん)まだ目に見えた実感はないですけど、今までやってきた野球と言うスポーツは問題に対して質問が提示されて、それに対して答えとなる選択肢も与えられている中で選択していく、という思考プロセスだったと思います。ラクロスはそもそも、まず問題を自分達で探すところから始まり、解決策も自分達で考えて実行していく。この経験が社会人になってどう実を結ぶのか楽しみです。

(周平さん)自分も「これ」と言ったものは自身ではまだ実感がないのですが、来年オフェンスリーダーをやる予定なので、そこで成長する機会があるのではないか、と思っています。2年後に、成長した、と言えるようになりたいですね。

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